メゾンマルジェラの香水はインスタグラムなどのSNSの発展に伴い人気を博しています。特にその中でもレイジーサンデーモーニングは女性向けでありながら男女問わず人気の高い香水です。僕も実際にフルボトルで購入しており、気に入っています。
あまりにも人気があるため、メゾンマルジェラの実店舗にも置いてないこともあります。僕は当時たまたま在庫があったということで実際に購入して焼く1年近く使用しております。
今回はメゾンマルジェラのレイジーサンデーモーニングについて長期に使用して個人的に感じたことやどんな方におすすめ化をご紹介していきます。
目次
レイジーサンデーモーニングの概要
まずは基本的なところから紹介していこうかと思います。
メゾンマルジェラのレプリカ(REPLICA)シリーズ
レプリカはメゾンマルジェラのブランドアイコン的位置づけになる位置づけとして2012年に発売開始された香水のラインになります。
その特長として、このラインの香水にはそれぞれストーリーがあること。いつのどこの情景であるであったり、その香水がどのような匂いであるかを香水の瓶に記してあります。例えば図書館で過ごしていたときの古書の香りであったり、床屋での整髪料やシェービングクリームの香りなど情景も様々です。こんなときにはこんな香りがした、この香りを嗅ぐとあの時を思い出す。懐かしさや思い出を香りに紐付けているところがなんともおしゃれです。
レイジーサンデーモーニング(Lazy Sunday Morning)とは
今回レビューするレイジーサンデーモーニングは日本語で「ゆったりとした日曜日の朝」という意味になります。
この香りは「2003年のフローレンス(イタリアのフィレンツェの英語名)」の時の香りとのことで「柔らかい肌とベッドのリネンの香り」とボトルには記載されています。
個人的な解釈ですが、土曜日に夜ふかしをして日曜日の朝少し遅く起きたものの、まだかすかに残っている布団のぬくもりにもう少しくるまっていたい、そんなダラダラできる休日のような情景が浮かんできました。
見た目は非常にシンプルだけど味が出てくるようなデザイン
それではここから僕の実際にこの香水を購入して感じたことについてまとめていきます。
※写真が急にビミョーになるのはご愛嬌ということで、、、

デザインは個人的にはかなり気に入っています。見た目は透明なボトルにラベルが貼ってあるだけと一見非常にシンプルです。ボトルは透明できれいな筒状の形なので光が当たるときれいに反射します。
また、よく見るとほつれがラベルの端にほつれが見えますが、これはもともとほつれやすいようになっていました。使っていくたびにほつれが大きくなってきているのですが、それがまた使い込んでいる、一緒に時間を過ごして自分のものにちょっとずつなっていく感覚があります。例えるなら、使い込むほどに味が出てくる革製品やデニムなどに通ずる感覚があります。

スプレー部分はキャップなどはなく、むき出しです。このスプラー部分プラスチック製のように感じるのでもし壊れたら使えなくなりそうで心配です。とはいえ実際にこのケースで持ち歩くことはほぼないのでおつす可能性があるシーンは滅多にはないので気にするところではないのかなとも感じます。
香りは清潔感のあるクリーンな香り
香りは清潔感のある香りで基本的にどんな人も好きな香りです。
具体的な香りは以下になります。
- トップノート 洋ナシ、アンブレットシード、スターアニス
- ミドルノート アイリス、 ローズ ペタル、オレンジフラワー
- ボトムノート インドネシアパチョリ、ホワイトウッド、ホワイトムスク
つけた瞬間にフレッシュな洋梨のフレッシュな香りとホワイトムスクのようなアンブレッドシードの温かみのある香りが来て、かすかに異国感のあるスターアニスが色っぽさを醸し出します。この香りを嗅いだだけで個人的には「買い」と感じました。
途中からはアイリスやローズペタル、オレンジフラワーと言ったフローラル系の香りが来ます。お花系の香りなので一見女性向けの印象が強いように感じますがそんなことはなく、ボトムのパチョリやホワイトウッド、ホワイトムスクの香りがベビーパウダーのような粉っぽい印象を与えながらも、少し土っぽさを出すことで程よく全体を落ち着いた香りにまとめてくれています。
総じてまとめると爽やかな香りであるのにどこか大人びたような、落ち着いたような香りになっており、老若男女問わず万能的に使えるような香りに仕上がっています。反面誰でも使えるということはあまり個性を香水で出すと言ったことは難しいかもしれません。清潔感をだす、落ち着いた香りをまといたいというときに最適かもしれません。
オールシーズンで活躍できる汎用性の高さ
基本的にオールシーズンで活用できそうな香りと感じたので、季節を通して個人的につけた際に感じたことをまとめていきます。
結論から言うと極端に暑い、寒いでなければ、この香水はオールシーズン活用できる香りだと感じました。
個人的にはどの場面でも活躍できるので満足です。
春 最高
夏 猛暑でなければあり
秋 最高
冬 寒すぎなければあり
春&秋、最高
気温が落ち着いて少し過ごしやすくなった秋であれば夏とは違い清潔感と温もりのある香りが絶妙に作用し合い、良い匂いになります。それこそベッドでブランケットを羽織っているくらいがちょうどよく、足を外に出してしまうと少し寒いかなといった時期に一番よく香ってくれます。
ホワイトムスクとパチョリの香りがバランスよく香り、この香水の本領を発揮できる季節のように感じます。
まだ春先に試してはいないのですが、また少し暖かくなってきた、けどまだ少し肌寒いといって気候にもちょうどよく香ってくれるのではと思います。
実際に最もこの香水をつけていたときに周りの反応が良かったのが、少し暑さが和らいで外で過ごしやすくなった秋ごろでした。
夏、真夏の暑い気候になるといまいち
夏は場合にもよりますが、猛暑などになるとこの香水の香りはあまり適していないと感じました。
体温が高くなることでこの香水の特長である爽やかな香りの部分が飛んでしまい、代わりにパチョリの土っぽさのある香りが全面的に出てきてしまいます。これが個人的にはあまり好きでなく、この時期にはあまり適していない香りと感じてしまいました。
そもそも、そこまで暑い時期に香水をつけたいとも思わないんですけどね。
少し涼しい冷夏などにつけると程よいと思います。
冬、ありだが少し肌寒い印象
個人的には夏ほどではないものの、冬もあまり適さないのではと感じました。清潔感はいつの時も大事なのですが、それが逆に肌寒さを想起させてしまうかのような印象を受けました。使えなくはないのですが、特に極寒の環境ではあまりいい選択肢ではないと思いました。
この香水は決して甘くはなく、ムスクのような香りを放っているので、ほのかな温もりをかんじることはできるものの、フローラル系の香りは少しばかり冬に使うには少しライトな香りのようにも感じてしまい、少し肌寒く感じてしまう要因になってしまいます。
もう少しムスクの香りが強めやスパイスの香りが強めと言った重めの香りであれば寒い季節でもありかもしれません。その場合、個人的には他の香水で香りを重ねづけするのも一つの選択肢としてありかなと思います。
例えるなら中性的な地味すぎず派手すぎない好青年
オールシーズンで活躍できるレイジーサンデーモーニングは汎用性が高い反面、汎用性の高さ故に個性的ではない香りと感じます。誰からも嫌われることはない、けどなぜか好かれるような中性的な好青年のような印象を受けます。女性の場合も同様ですね。女性的な香りでありながら、フローラル系の香水のようにそこまで突き抜けてフェミニンな香りでなく、どこか落ち着きのある香りに感じます。
更に具体的に例えるのであれば、この香りは真っ白なシャツに黒のスキニーパンツを履いていかにもベーシックでありながら清潔感を感じるような印象を感じます。絶妙に中間の香り故に良くも悪くもどっちつかずな香りといった印象を持ちます。
個人的にはモテるために付ける香水ではなく、清潔感を印象づけるための香水、もしくはカップルなどで共有してつける香りといった印象を持ちます。今日どんな香りにしようかなと迷ったらとりあえずつけとけばいいかもといった香水です。
悪く言っているように見えますが、それほどまでに使いやすい、けど汎用性が高いゆえに決定打にかけるような香水なのです。なのに手放す気には慣れない、嫌いになりきれない不思議な香水です。個人的には香水の世界に入るにはまずこれは持って於けば困ることはないだろうと思います。

ちなみに購入して1年近くになりますが、まだまだ残っています、100ml入っているのでまだ当分お世話になりそうです。
まとめ:初めての香水としてはマストバイなオールラウンダーな香水

今回は個人的に気に入っている、香水の一つであるメゾンマルジェラのレイジーサンデーモーニングをレビューさせていただきました。非常に大人気ということもあり、なかなか手に入らないですが、買う価値は十分にあるかと思います。
女性用ということにはなっているものの、男性がつけても違和感が全くなく、誰もが好きな香りだと思います。
更にはどんな季節に使用してもあまり違和感のない香りなので、どんなときにも活用の効くオールラウンダーな香水だと思います。プレゼントにもいいと思いますし、自分用に購入しても公開することはないと思います。
他の香水に比べ少しばかり高い香水にはなりますが、長期に渡って使うことのできる香水ですのでもし迷っているのでしたら購入してみるのをおすすめします。
最後までお読みいただきましてありがとうございます。本記事が購入のきっかけになりましたら幸いです。
それでは今日はこの辺で。