コーヒーの楽しみ方はそれぞれですが、「自分で淹れる」ことを楽しみにしている方も少なくないと思います。家でこだわりのコーヒーを楽しむことができますし、何よりコストパフォーマンスに優れます。
今回は家でできるコーヒーの淹れ方を僕なりに評価してランキング形式で紹介しようと思います。
是非参考にしてください!
目次
おいしいコーヒーの淹れ方
まず簡単に僕の評価の基準を明示しておきます。これを点数にして点数の高い順にランキングしました。
評価はそれぞれの評価指標を5段階で評価し、その中での総合点で順位を付けています。
採点指標【各3点、計12点】
コスト
イニシャルとランニングコスト2つを踏まえて評価してます。
手軽さ
コーヒーを淹れる手間が少ないもの程高く評価してます。
味
主観的部分が強いですが個人的においしいと思ったものほど高く評価しています。
また、味のバリエーションがあるものも高く評価しています。
香り
香りもコーヒーを楽しむ上で欠かせない要素です。
香りの高いものを高く評価しています。
楽しさ
淹れる際の楽しさも評価に入れます。
第5位:ドリップパック
点数
- コスト 2
- 手軽さ 2
- 味 1
- 香り 2
合計 7点
総評
どこにでも売っており、尚且つ特別な道具が不要なドリップパック。今回第5位とさせていただいたのは、味に関して納得のいくものが少ないため。
すぐに淹れられるようにしてあるためにコーヒーを粉として保存しております。
コーヒー豆には複数の穴が開いており、そこに油分やコーヒーが抽出されるのに必要な炭酸ガスが含まれています。コーヒー豆を粉にしてしまうと、穴が空気に触れる表面積が増えてしまい、豆の状態に比べ、より油分が酸化、炭酸ガスの抜け、さらには湿気にも弱くなってしまいます。
基本的に豆の状態ですと焙煎してから1ヶ月近くは持つと言われていますが、粉の状態にしてしまうと数日とより少ない日数で状態が悪くなってしまいます。それでも機材不要でコーヒーが飲めるのは非常に魅力的です。
もし飲むのであればなるべく新鮮なものを購入することをおすすめします。とはいえ新鮮なものはまずスーパーなどでの購入は難しいので、なるべくこだわりの強そうなコーヒー屋さんでの購入をおすすめします。
例えば直焙煎をしているコーヒー屋さんところで購入することを強くおすすめします
第4位:ドリップ式コーヒーマシン
点数
- コスト 2
- 手軽さ 2
- 味 2
- 香り 2
合計 8点
総評
おそらく多くのコーヒーメーカーで採用されているのが、ドリップ式コーヒーマシン。比較的安価に購入することができ、選択肢も豊富なので購入を検討された方も多いのではないでしょうか。
僕も毎朝美味しいコーヒーが手軽に飲めることを考えて一時期購入を検討しておりました。
今回第4位とさせていただいた理由として、完全な全自動ではないものが多いため。ドリップ式コーヒーマシンはコーヒーの粉にお湯を注いでまるでハンドドリップのような仕上がりになるものが多く、味としてはそれなりのものが楽しめます。
しかし、コーヒーを抽出するためのフィルターを淹れるたびに都度都度セットする必要があります。もちろん終わった後にはその使い終わったフィルターを捨てる必要もあります。完全に全てをコーヒーマシンに委ねたいのであればあまりおすすめしません。
しかしフィルターを交換するくらいならあまり気にならないのであれば十分に選択肢に入ります。その際は豆を自動で挽いてくれる機能があるものをおすすめします。これがないとコーヒーを挽くための器具を買う、もしくは個人的におすすめしていない粉でコーヒーを入れることになります。
第3位:インスタントコーヒー
点数
- コスト 3
- 手軽さ 3
- 味 2
- 香り 1
合計 9点
総評
インスタントコーヒーの最大のメリットはその手軽さとコストパフォーマンスの高さです。お湯を注ぐだけで簡単にコーヒーを作ることができ、忙しい朝には持って来いの淹れ方です。
手軽さとその安さでは今回紹介する淹れ方の中でも高い水準を誇るのですが、味や香りが豆から入れたのもと比較して劣ってしまいます。これはインスタントコーヒーの製法上致し方ない部分であり、コーヒーを抽出した後に乾燥されるためその過程で風味や香りが飛んでしまうためです。特にスプレードライ製法というもので作られたインスタントコーヒーは熱で水分を飛ばすために香りが飛びやすくなっています。
手軽にかつ少しでも味や香りにもこだわりたいのであれば、フリーズドライ製法という瞬間的に冷凍して水分を飛ばす製法で作られたインスタントコーヒーを購入するのをおすすめします。
第2位:ハンドドリップ
点数
- コスト 2
- 手軽さ 1
- 味 3
- 香り 3
合計 9点
総評
インスタントと同点だったのはハンドドリップです。これは誰でもコーヒーを趣味にするのであれば想像する入れ方ではないでしょうか。
今回同点でありながら、ハンドドリップを2位にしたのは、ずばり味と香りです。
専用の器具、と言ってもそこまでお金はかからないのですがイニシャルでコストが発生してしまう点、そして豆を挽いて自分自身で抽出するという手間がかかるため手軽さという点ではインスタントコーヒーに軍配が上がってしまいます。
しかし、味や香りでは新鮮なコーヒー豆を使用して淹れることができるので、こちらの観点ではハンドドリップの方が大きく勝ります。やはり飲む以上、味が良いことをより高く評価することが重要と判断し、ハンドドリップを上位にしました。
また、ハンドドリップをすることでコーヒーの楽しみ方の幅が大きく増えます。どんな豆を使うか、どんなドリッパーで淹れようか、淹れる器はこれにしようなど、趣味として楽しむのであればハンドドリップが最適です。淹れることを趣味にするのであればハンドドリップはどの淹れ方にも勝ると思います。
一方でそこまで難しくはないとは言え、それなりに技術が必要になります、器具を多く使用するので洗い物も増えます。そのため手軽さで言えば今回ランクインした入れ方の中では最も手間がかかると思い、2位とさせていただきました。
もちろん淹れるのであれば豆から挽いて淹れることを強くおすすめします。
第1位:エスプレッソ式コーヒーマシン
点数
- コスト 1
- 手軽さ 3
- 味 3
- 香り 3
合計 10点
総評
そして映えある一位はエスプレッソ式コーヒーマシンになります。先に紹介したドリップ式と違い、エスプレッソを抽出する方法でコーヒーを自動で淹れてくれます。
最大の特徴はコーヒーをボタン一つで飲むことができるという点です。準備も水とコーヒー豆を流し込むだけであり、フィルターをセットする必要もなく、全て自動でコーヒーの準備ができてしまいます。この手軽さはインスタントのお湯を注ぐとほぼ同等の手軽さです。
味もどの淹れ方にも引けをとりません。さらには機械で自動で最適な方法でコーヒーを抽出してくれるので味の安定性に関してはハンドドリップにも勝ります。また、他の淹れ方はあくまでもコーヒーを淹れることができますがそれ以外の淹れ方は難しいのですが、エスプレッソ式コーヒーマシンはその名通り、エスプレッソを抽出することもできてしまいます。そのため、カフェラテや道具さえあればコーヒーフラべチーノなども作れてしまいます。手軽な上にコーヒーの楽しみ方も広がること間違いなしです。
一方でデメリットもあります、イニシャルコストが群を抜いて高いです。全てを全自動かつエスプレッソ方式での抽出であるため、機械自体が複雑なものになっており、安くても数万円ほどはかかってしまいます。しかしランニングコストを見れば今回紹介した淹れ方では劣ってしまいますが、例えばカフェで毎日コーヒーを飲んでいるといったことをしているのであれば、すぐにイニシャル分の費用を回収することができてしまいます。
僕も実際にエスプレッソ式コーヒーマシンを持っており、平日やコーヒーのアレンジデザートを作りたい場合はエスプレッソ式コーヒーマシン、休日の余裕のある時間にはハンドドリップで毎日コーヒーを楽しんでいます。
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番外編:カプセル型コーヒーメーカー
今回評価の中から外してしまいましたが、一点だけ追加でご紹介いたします。それがカプセル型のコーヒーメーカーです。
カプセル型もカプセルをセットしてしまえばコーヒーを簡単に淹れられます。僕自身このカプセル型のコーヒーメーカーは所持したことがないので、今回はおすすめのランキングから外してしまいましたが、過去に何度か友人宅で試したことがあり、割と気に入ったので紹介します。
このコーヒーメーカー最大の特徴は、コーヒー以外も淹れられるという点です。例えば抹茶ラテやほうじ茶ラテなどコーヒー以外にお茶系の飲み物なども楽しみたい際に選択肢が豊富なので色々楽しみたい方におすすめです。しかし個人的にはメーカーから出ているポーションを購入する必要があるのでランニングコストがかかってしまうことを懸念してまだ購入に至っていません。(そもそも豆に拘っている時点で、メーカー販売のポーションを購入するという選択肢が個人的にありません)
とはいえ、手軽さには変わりない上にイニシャルのコストは比較的安価なため、たまにコーヒーを飲むといった方におすすめです。
まとめ
今回は個人的におすすめな淹れ方をランキング形式で紹介しましたが、いかがだったでしょうか。もちろん他にも様々な淹れ方がありますが、個人的に実施したことのある淹れ方に絞って紹介させていただきました。
また評価はあくまでと私自身が手軽にかつ美味しくコーヒーを楽しむのであれば、という条件のもとでのランキングなので、用途や目的が変わればワンキングは前後すると思います。
それでも個人的には上位の二つである、ハンドドリップとエスプレッソ式コーヒーメーカーはどんな条件であっても上位を占めると思いますので、ぜひ検討してみてください。僕はこの二つさえあればコーヒーは十分楽しめると思います。
最後までお読みくださりありがとうございました。
それではこの辺で。